Menu

息子の足の爪が剥げそうな話

2016年9月9日 - 日記

中学生の息子が悲痛な顔で帰ってきた。

「足の爪が剥げた〜。」

足元を見ると、靴下のつま先に少しだけ血がにじんでいる。

ソファに腰を下ろし、靴下を脱いだ息子の足の親指を見ると、爪の上1/3ほどが色が変わっている。

「剥げてないよ、あ、でもこれから剥げるかもね、でも大丈夫ちゃんとまた生えるから。」

自分の体験談も踏まえて助言してやった。

170センチ以上ある身長の割に気の小さい息子はすっかり気落ちしている。

「痛い、爪剥げるの?怖い、今日のお風呂どうしよう、しみる?」

後半ほとんど聞いていなかったが、ちょっとしたことでぐずぐず言うのはいつものことだ。

「こうやってお風呂はいる、いつも膝とか擦りむくとそうしてるから」と、ソファの上で長い足を高く上げた。

結局湯船には浸からず、ショワーだけで済ませたようで、風呂上がり、帰って早々貼った絆創膏が剥がれたので、新しく貼ってやった。

足の爪に絆創膏を貼るくらい、中学生なら自分でやるのではないだろうか。

簡単なことなのに、いちいち母親の私に頼んでくる息子の顔を見ながら、絆創膏の紙テープを剥がし、足の親指にくるりと巻くのだった。