Menu

親の借金で相続放棄を考えている人へ

2016年11月27日 - 日記

ご存知のように、相続によって受け継ぐことになるのは金銭的価値のあるものだけではありません。親の借金も相続することになりますので、その金額とその他の資産の兼ね合いによっては相続放棄を検討する必要も出てくるでしょう。

相続放棄を検討するなら最初に確認しておきたいのは、「自分が相続人となったことを知ってから3か月以内」が相続放棄の期限だということ。

ただし相続放棄の手続きを行う前に、相続人が土地を売却するなどして財産の一部を処分してしまった場合は、自動的に単純承認となります。これは親の借金も含めた全ての財産を相続するということですので、専門家に相談するまでは資産に一切手を付けないように気を付けてください。不動産の名義変更や預貯金の引き継ぎも単純承認にあたります。また3か月以内に相続放棄の手続きを行わなかった場合も、同じく単純承認となってしまいます。

また財産の中にどうしても引き継ぎたいものがある場合は、限定承認(相続財産の限度内で借金を支払うこと)という方法もありますので、こちらも検討してみましょう。限定承認は引き継いだ借金の額が不明な場合にもよく使われる方法です。

主な相続のパターンには全ての権利を放棄する相続放棄、全てを引き継ぐ単純承認、一定の範囲内で財産を引き継ぐ限定承認という3つがあることを理解したうえで、手続きにかかる相場感を見ていきましょう。

司法書士などの専門家に依頼する場合、相続放棄は家庭裁判所提出用の申述書作成を含めて1万円以内で治まるケースがほとんどです。もし家裁での手続きや呼び出し、戸籍など必要書類の収集をお願いするなら4万円程度。さらに債権者への対応など、いっさいをお任せしても5~7万円程度という場合がほとんどになっています。また3か月の期限ギリギリに相談すると、別途費用が必要になることが多いようです。

相続に関する法律は素人には扱いが難しく、また書類収集や作成もかなり時間がかかってしまいますので、できれば全て専門家に任せる方が安心です。またもし依頼前に単純承認事項にふれることをしてしまっても、場合によっては相続放棄が可能になることもありますので、あきらめずに相談するようにしましょう。